コラム

「ステムサップ アルファ4」と「自家幹細胞」の違い

ステムサップ アルファ4は、安全に細胞再生を促す治療法です。

乳児歯髄から採取した幹細胞を培養し、細胞周囲の培養液(上清液)のみを使用します。この液体には、幹細胞が活動中に分泌するサイトカインやエクソソームといった有効成分が豊富に含まれており、肌や体の修復力をサポートします。

一方、幹細胞そのものを使う「幹細胞移植」は非常に高額であり、技術的な手間リスクも伴います。

そのため、当院では、効果と安全性のバランスに優れたステムサップ アルファ4をおすすめしています。

 


ステムサップアルファ4

【原材料】乳歯歯髄から採取した幹細胞を培養して作られる「細胞周囲の培養液(上清液)」

【目的】細胞が分泌した有効成分を活用   ※豊富なサイトカインやエクソソーム

【メリット】

  • ・製品化されているため、いつでも投与できる
  • ・乳歯由来の幹細胞のみを使用するため、細胞が若く成長因子が健全
  • ・歯髄由来の培養上清液は、脂肪由来のものに比べ「抗炎症作用」「神経再生作用」のある成長因子が豊富

【デメリット】

  • ・短期的には幹細胞移植と同等の効果が期待できる。しかし、持続性が低いため定期的な投与が望ましい
  • ・未知の感染症リスクがゼロではない(輸血やプラセンタ注射と同等)

【安全性】幹細胞を含まないため、血栓や血流障害のリスクが低く、安全性が高い

【費用】比較的安価

 


自家幹細胞

【原材料】自身の細胞から採取した幹細胞を培養して作られる「幹細胞と周囲の培養液」

【目的】幹細胞の定着と幹細胞機能の発現(細胞分化など)

【メリット】

  • ・健康な幹細胞が取得できれば、有効性の高い成分を分泌し、長期的な再生・修復効果が期待できる
  • ・本人の幹細胞を培養して投与するため、未知の感染症リスクが少ない

【デメリット】

  • ・採取~培養に時間と費用がかかる
  • ・自身の細胞が老化していると、成長因子を出せず、効果が発揮できない可能性がある
  • ・培養期間が長い場合、老化細胞として炎症を引き起こす可能性がある
  • ・価格が高い

【安全性】自家細胞に由来するため安全性は高い。しかし、大量の静脈投与で血栓形成や血流障害のリスクがある(動物実験による報告)

【費用】非常に高額

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